田舎フリーランス講座

【感謝の手紙】いなフリでジェンダーについて話したら返ってきた反応まとめ

こんにちは、だはです。

田舎フリーランス養成講座(いなフリ)金谷17期が終わりました。

講座期間中、受講生・講師・メンター・まるも住人の方など、いろんな人と言葉を交わす機会をもらいました。特にジェンダーについては、生きてきてはじめてこんなにオープンに話をした気がします。

その中で特に印象的というか、自分のことについて話をただ聞くだけではなくガッツリ意見を返してくれた人達がいました。

嫌煙するでなく、聞き流すでもなく、興味を持って話をしてくれる人がいるだけでも驚きだったんです。だというのに、話した色々から慰めやフォローでない自分の答えや本心をぶつけてくれるだなんて思ってもみませんでした。

 
 
あまりにも共感が深かったり勇気をもらったりしたので、それぞれとのエピソードを記事に残してお礼を言いたいと思います。ありがとうございます。
 
この人達と知り合えただけでいなフリに来た意味がありました。
関連:だはの生態

礼司さん

「自分が居心地良い場所を作りたいなら、話すのが早いよね」

Xジェンダー当事者、境遇の似ている礼司さん(@iosononelcielo
いなフリいすみの卒業生で、自分のジェンダーをブログで外に発信している先輩でもあります。聞いていた通り笑顔がたいそう綺麗な方で、穏やかに話される素敵な人でした。

最近は色々なプロジェクトを同時進行で動かして飛び回っているとのことで、偶然添い寝サービスのプレスリリース日に押し掛けちゃったのでまーー迷惑だったと思います。大変お忙しい中ありがとうございました。

 

定義の広いXジェンダーの中で自分とかなり近い位置にいるらしく、話をしていて共感ばかりでした。相談したのは自分史紹介を前にして、性別のことを言葉にするか迷いがあった時期。もらったアドバイスが上の一言。

「こういった内面的なことは、知ってもらうことはできてもどうしたって分かられようがないよね。それでも言わなければ伝わらないし、伝わらないなら居場所は作りようがないよ。」
礼司さん自身が通ってきた道の話で説得力もあり、勇気をもらいました。

結局自分史で大々的に言うことはありませんでした。が、助言通り少しずつ人と話してみたら意外と皆がブログを読んでくれていて、話を聞いてくれて、突っ込んでくれました。
そうしたら、知ってるけど特別視はしないでくれるような、自分にとって初めての居心地の良い空間がいつの間にかできていました。たった1カ月なのに。
今もう、まるもが大好きです。
この後出てくるみんなに話ができたのも、礼司さんに相談して決意ができたおかげです。

礼司さんのブログ:
セクシュアリティの実感をわかってもらうのは難しい。

そして忙しいのに、話をした翌日に記事を投稿していて仕事の早さにびっくり。
ここに出てくるのは多分、自分との話です。内容は既にここにまとめてもらえてたので、何を話したか知りたい方は読んでいただけると早いかと…。

 

【余談】
相談した日、その場で何と言っていいか分からなかった不思議を体験したので、ここに書いておきます。
話の後半、同じ机の斜め向かいでお互いが自分の作業をしながら、ぽつぽつと話をするという形に落ち着いたとき。目の端にうつるシルエットの礼司さんは、涼しげで穏やかな雰囲気のすらっとした男の人でした。何度確認してみてもそうでした。
あまりにも自然にそう見えるので実は何度か二度見してしまったのは内緒です。
きっと中身が形になったものを見たんだろうな、と納得することにしてます。

 

礼司さん。
「居心地が良くなればなるほど、男としてそこにいたかったと思う」という気持ち、とても分かりみが深いのですが、あれ以来ひとつ考えてることがあります。
案外それを気にしてるのは自分だけなのかも、ということです。というのも、実は礼司さん周りからしっかり男性であると見えてるんじゃないかなと。少なくとも自分には、あの不思議体験もあって普通に違和感ない男性が映ってました。

お話聞けて良かったです。本当にありがとうございました。

よーこ

「扱いかたが分かんない」

同じはるにゃんメンティーの1人、よーこ。
PC初心者知識ゼロからサイト制作を始めて、苦戦しても諦めず、眠いなか夜も残って作業してるのを尊敬してました。一方で遅刻してでも朝ご飯は食べてくる一面もツボでした。
納品おめでとう。

その日話をしたのも、何故か夜3時ぐらいまで残っていたときでした。
何から派生したか覚えてませんが、
「ブログ読んでたよ。そういうこと書けるってすごいなあって思ったし大変だったんだなあって思った。でもだはにそういう過去があったのは分かったけど、今がどうなのかとか、どう扱ってほしいと思ってるのかは伝わってこなかった。」と。

なるほど、と思いました。
自分では思いを込めながら書いていても、伝わるのは文面にしてあるものだけ。当たり前のこと。言われなきゃ分かりようがない。礼司さんに言われたことと同じ。

そして過去と今は自分のなかでは繋がって存在するけど、人が他人にみる過去は限定された過去そのもの、すでに完結したものに見えているのかもしれない。

伝えたいなら人の視点を意識するというか、しっかり立ち位置を変えて考えなきゃいけない。こういうことなんだなと。伝えてもらってやっと意識しました。

 

よーこ。
これまでにいろんな人を見てきて価値観を変えたことがあると言ってたけど、自分の持ってるものとか気持ちを変えられるってすごいことだと思う。ブログで発信することが周りの理解につながるっていうのはその通りだなと。ありがとう。

チャーハン

「その人生がほしい。羨ましい。」

まるも住人、皆のアイドル山田チャーハン(@yamada_chahan
いじられポジションを確立し、いなフリの各回でいつの間にか同期扱いされているというとんでもない愛されキャラ。
その実けっこうかなりだいぶ根が深い内省人間。「視点」を大事にしていて、たぶん平凡が嫌い。

飲んでいたときに通りかかったのを捕まえたら、いつの間にかそんな話になってました。
「中身が男なのに女に生まれてしまった人生、というのを俺はこの一生で持ちえない。記憶を持って生まれ変わるでもないと解決しないほどの何かがあるのは正直羨ましい。興味がある。」

そんなこと言ってくれる人がいるとは。
普通みんな、分からないなりに寄り添ってくれてフォローする形で言葉にすると思ってたので。自分視点での発言をくれたのが新鮮で、こちらとしても興味が湧きました。

自分のこのどうしようもないぐるぐるした悩みが、人にとって羨ましがられるようなものでもあるのかと。ただ自分の内省で終わる生産性のないものなのに、人によってはこれが価値を持ってみえるのかと。
それを素直にぶつけてもらえたのも、内容自体も、単純にとんでもなく嬉しかったです。

 

チャーハン。
作り上げた「いじられキャラのチャーハン」が表に出てまるもで確立されてしまったなんて自虐してたけど。
何回も言います。皆それがただの一面だってこと、わりと分かってるんじゃないかなあ。みんな過去に何かあったからまるもに来た人で、みんな大人です。
だいたい底抜けに明るいキャラにしては、雰囲気というか後ろによどんだものが見えるし…。笑

その、内にドロドロしてる言葉にできてないもの、知りたいです。そのうちポツポツと出し合う機会をください。

ナナシロさん

「僕はもう、そういうの振り切っちゃったから。」
 
企画力お化けで身近だけど遠い、不思議な存在感のあるナナシロさん(@nanashiro1988
ナナシロさんのジェンダーは良く分からないけど、自分で拗らせてると言っているだけあってかなり複雑そうな感じ。自分より長く生きてきた先輩として、ジェンダー拗らせてる先輩として、話を聞きました。
 
 
小さい頃からのいろんな話をしてくれたときには、共感はできないけど同感というか。立場が正反対だけど感情の部分に分かりみが深いというか。
 
ナナシロさんの場合、
  • 好きな服、本当は着たいジャンルがあるけど、骨格とか体型的に似合わない。スカートも着られない。その結果今の自分が着るための服には興味が持てない。
  • 小さいころから「かっこいい」と言われてきたけど吐きたいほど嫌で、嘘でもいいから「かわいい」と言ってほしかった。
といったことがあったらしく。

あー真逆の人生だなあやっぱり引っかかるところは同じなんだ、不毛だなあ、なんて。
途中で体あげるよ交換しようって言われたときには「ほんとそれな」って感じでした。

 
 
ナナシロさんは結構早い段階で乗り越えた、というか諦めた、というか。自分なりの哲学の中で生きていて、良くも悪くも周りを気にしない性質がうまく活かされた例のようです。

人の目を気にして生きてきた自分とは文字通り土俵が違う気もしたし、梯子をかけて渡っていけばいずれそこに辿り着くような感覚もありました。
ただそれも、どちらが良いかとかではなく自分がどうしたら生きやすいか、という話で。

 
 
話の中で不明瞭なことがあるとすぐに、なんでそう思うのか、その理由は何かと疑問を投げかけてくれました。自分は「悩み」断定していることに対して無意識に理由を突き詰めず、答えを出さないようにしていたのかもしれません。いい気付きを貰えました。
ありがとうございました。
 

これみつ

「別に女とは見てない。まあ中性みたいな」
 
いなフリ17期屈指の怠惰学生、これみつ(@kounaiennitai1
講座中、なんとなく同じ机に座る習慣ができて、よく話すように。Twitterのアイコンを書いてくれたりりぃ(@lily9108)と2人、まるもでの居場所を形成していく核になりました。

これみつは自らを怠惰怠惰とは言うけどまあ、適性が日本の「仕事」に向いてないだけというか。頭が回るし、しっかり人の話聞くし、話を深掘りするのが実は大好きというのも助かりました。やるときにはやる人です。
 
 
「戸籍が女で自認が男で見た目が中性だからまあ、中性みたいな。少なくともただ女だとは思わない。」
なんて言ってくれたけど。そんなこと、普通はできないんですよ。認識って、固定概念というか見た目にやっぱり引っ張られてしまうから。

一時期流行ったドレスの絵を知ってるでしょうか。
一度青黒に見てしまえば、いくら金白と言われてもなかなか見方を変えられないものですよね。
それと同じようなものだと思ってます。
ただ一個の人間として、男女なんて概念を持たずに1対1で対峙するだなんて、やろうとしてできることではありません。
 
 
だからこそ、女とみてないっていうそれがどれだけ嬉しいことか。
伝わってほしいけど多分伝わらないぐらいには嬉しかったです。
 
時々男扱いしてくれてたのもスルーしてたけど気付いてた。本当にありがとう。
シェアハウス構想が固まったら住人枠開けておくからいつでも来て。
 
 

まとめ

今回あげたのは、特に感情が揺さぶられたとか気付きをくれた人です。ありがとう。
他にも話をしたみなさん、付き合ってくれてありがとうございました。

いなフリが、言ってしまえばドロップアウト再起組の集まるところで、一般的な固定概念には縛られにくい人たちだとは思っていました。が、ここまでとは正直予想できませんでした。

いなフリ、金谷、まるも、全部そろってやっとこの機会を得られたという感じがします。
参加して良かった。お世話になりました。

10月からは住人として、またよろしくお願いします。

 


【P.S.】
礼司さんとの話でもうひとつ気付きがあったのを思い出しました。
もしかしたら救い?になるかもしれない話。
色々を話したなかで、「染色体検査をしてみたら?」という言葉がありました。

というのも、自分の要素
・生理が不順の極みで普通に3か月なかったりする
・来ても分からないほどの時がある
・そのくせ未だかつて生理痛を体験したことがない
・PMSというのが全く分からない
・猫背で隠せるほどの胸のなさ
・運動してないのに筋肉が付く
・そういえば骨太で肩幅もある

といった特徴から、「いや、なんか明らかにホルモンバランスおかしいんじゃないの」という。

詳しいことは良く分かりませんが、ときどき染色体上では男性なのに外的特徴が女性に分化するという例がいる?らしいと。もしそうなら、脳がというか意識が男性としてあるのも納得かもね、とのこと。

たしかに。
こうなった理由が科学的に説明できるとしたら少しは救いになるのかなと思ったり。
でもだからといって、別に今更何が変わるわけでもないので、気が向いたら検査してみようかと思いました。


 

いなフリ自体の感想はまだまだまとまっていないので今回は以上です。
というか永遠にまとまりそうにありません。ゆっくり書いてしれっと出したいと思います。

それでは。